選択の余地・・・胃検診の夜の独り言 

筑紫哲也さんがお亡くなりになりました。

つい最近、緒方拳さん、そして峰岸徹さんと、私の世代的には「お父さん」的存在の年代の方々が次々と亡くなられ、非常にさみしい次第です。

お三方共、がんであったと。

・・・私、最近つくづく思うのですけど、この10か月、根性無しの私的にはかなりしんどい試練を耐えてきたつもりでした。

けど。

試練に耐える、という選択が与えられたってことは本当にラッキーだったんだって思うようになりました。

入院中、検査などで向かう棟があったのですが、そこに向かう途中、「血液・腫瘍内科」がありました。
・・・そこの待合室には帽子をかぶった人が多かったです。

多分・・・あの頃私が通って見掛けた方のうちの何人かは、もうこの世にはいらっしゃらない可能性があります。

がんの恐ろしい所はもう何よりも「余命」がどの位かを宣告されることに尽きると思います。
病と闘うことすら許されないってことです。

それを思ったらどんな痛みだろうが脱毛だろうが、それを耐えれば生きていられる、という選択肢を与えられた私が泣きごと等言える立場ではない気がします。
というか泣きごとなんか言っちゃいけない!

きっとがんに直面した人達は痛みに耐えることで生きていられるならどんな痛みにでも耐える!という気持ちになられたことでしょう。
でもそれは許されず・・・。
でも厳しいことに勝ち目のない勝負だというのにがんは物凄い疼痛を伴うといいます。

私は今自分がこうして生きていられることがとんでもない幸運なことに思えてなりません。

空恐ろしい位です。


・・・実はここ数日になって脱毛しても以前ほど気にしなくなりました。
前は朝、枕を見ては泣き、櫛で梳いては泣き、髪を洗っては泣き・・・って感じだったんですけど。

髪の毛が無くなっても、別に私は私だし、みたいな変な開き直りと共に、やっぱりこうして生きていられるんだったら髪の毛位・・・という気持ちが大きくなってきたみたいで。

あと関節痛も確かにきついんですけど、それも以前ほど苦痛に感じなくなりました。
まーこれしきのこと!って、痛みの閾値が上がったのかしら?
顔は・・・もともと小芋だしな(苦笑)

絶対に「病気のおかげで」とは言いたくないけど、病気をきっかけに考え方がずいぶん変わったな・・・。

こうして生きていられること、生きていれば絶対に進歩があるということ。
どんなに治療でしんどいことがあってもそれに耐える、という選択が与えられたんだということ。

感謝の気持ちを忘れずに生きていかないと本当に申し訳ない。

ジャガイモ面の薄毛女になっちゃいましたが、ひっそりと日陰で、でもしっかりと生きていきたいと思います。



なんかね・・・この時期に、胃がん検診を受けることになって、また色々と考えてしまった一日だったのです。

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はじめまして。
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医療と健康の総合情報サイト「ここカラダ」の編集をしている林と申します。
「ここカラダ」は、リクルートと三井物産の共同出資会社である(株)アールスリーヘルスケアが運営するサイトで、月間約150万人にご利用いただいております。

現在「ここカラダ」内の「人間ドックのここカラダ」( http://dock.cocokarada.jp/ )で、『人間ドックや各種がん検診の体験談』を募集しております。
そんな折、nauさんのブログを拝見し、投稿させていただきました。

もしご興味をもっていただけた場合は、メールアドレスの方までご連絡いただけると幸甚です。後ほど、こちらから詳しいご案内をさせていただきます。
また体験談が掲載された方には、ささやかではありますがお礼の品をお送りいたします。
尚、ご返信の際には本文中に【ブログ名とURL】をご記入ください。

よろしくお願い申し上げます。

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