DVDのはなし・・・「パッション」痛ッ!! 


パッション

映画サークル時代の通な友人から勧められた一本。
「凄くリアルに描かれているよ」とのお言葉。

オーシャンズ11と一緒に借りたのですが、余りにも主旨の異なる作品でござひまひた。

俳優でもあるメル・ギブソンが私財を投じて製作した、キリストが磔にされるまでの12時間を描いた作品。
The Passion of the Christとは、英語で「キリストの受難」という意味だそうです。

私はなんとなく「最後の晩餐」描かれているような「この中に私を裏切るものがいる」と言った場面や、当時のキリストを取り巻く市井の様子などがリアルに描かれているのかと思い込んでいたのですが、そうじゃなくて違うリアルでした。

リアルに描かれていたのは惨い刑を受けているキリストの様子、でした。

いや、勿論それだけじゃなくて、言葉も当時の人々が使っていたアラム語とラテン語を使い、衣装や建物も忠実に再現して、現代の雰囲気を全く消してあります。

何しろ、最後のクレジットで流れるまでモニカ・ベルッチが出ていることに気が付かなかった位ですから!!あの「イタリアの宝石」のモニカ様ですよ、画面のほんの隅っこに現れただけでも「おお、モニカ様」と気付く圧倒的な存在感と美貌だというのに、全くそんな気配を感じさせずに画面真ん中におられたのです。


なんでもこの映画を観て2人が心臓発作を起こして亡くなられたそうです。
でも確かに心臓の弱い人、血に弱い人は観無い方がいい一本ではあります。

私はキリストの生涯に詳しくないのでこの映画自体に対してああだこうだという意見は言えないんですけど・・・。

ちょっと横道的な感想をば。

この映画を語る上で絶対に出てくるであろう残虐なシーンの描写についてはやっぱり賛否両論あるみたいです。
私も余りにも長い(というかほとんどがキリストの苦しみを描くシーンです)描写に少々「やりすぎでは・・・・」という気もしないではなかったのですが、でもこの苦難を強いられて(しかも本当は12時間)いたというのは事実なのでしょうし、また、歴史上でもきっとこうして殺されていった人は数少なくないのでしょう。

こうしたシーンを描くのが悪いのではなく、こうしたことをしてきた人が悪いのであって、こういう事実があったんだ、ということを把握するのは大事なことかとも思うのです。

それにしてもちょっと激しい描写ではあるのですが・・・。

本当に一体どうやって撮ったのだろう、と思う場面の連続です。
あと体調の悪い時には観ない方が宜しいかと存じます。


うーん、なんというかこういう難しいテーマの映画の感想は難しいです。

感想・・・ありきたりですけど、人間の愚かさと残虐さ、群集心理の恐怖を思いました。
あと、私はその12時間キリストを見つめ続けたマリアの姿から、大切なものを持つことの辛さ、というのを感じました・・・。

・・・大切な存在ってこれほど辛いものなんだって。

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