「ゴヤ」 

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ゴヤ

製作年:1999年
製作国:イタリア/スペイン
原題:GOYA IN BORDEAUX/GOYA
カルロス・サウラ監督

スペインが生んだ天才画家・ゴヤの激動の人生、秘められた真実の愛を描く人間ドラマの野心作。宮廷画家として過ごした日々や激しく愛した女たちの、ベールに包まれたゴヤの隠された謎が次第に明らかになっていく。

観ていてちょっとイライラして来るというか、作り込みすぎにうんざりしてくる展開でした。

しかしスペインの映画監督ってのは赤が好きなのですかね。
今まで観たスペイン映画の印象ってもれなく赤だわ・・・あと黒。

なんとういか、こういう映画にはそんなに奇をてらった展開は期待していなくて、その生涯をドラマ仕立てでおさらいしたい、という気持ちがあるんだけど、これはもうゴヤが今の自分と昔の自分を行ったりきたりしまくって、観ていて疲れてくるというか・・・

しかもこの中のゴヤったら、いつまでたってもグダグダ悩んでいるんじゃないわよ!!うっとおしい!!と一喝したくなるようなセンチメンタルお爺ちゃん (コンピューターおばぁちゃん♪のノリでどうぞ)で本当に「付き合いきれんわ」とさじ投げたくなるような内容でした。

ゴヤの絵は好きだし、生涯も決して嫌いじゃないんだけどね・・・

ちなみに嫌いな生涯の画家は文句無くルーベンスだわー・・・美貌、才能、健康、英知、名誉、名声、すべてを得た人生なんて憎たらしいったらありゃしない
しかしその生前恵まれまくった画家に焦がれて焦がれてその絵の前で死んでいったのが生涯一度たりとも認められず底辺の人生を送ったネロとパトラッシュだというのがなんとも皮肉な巡り会わせじゃないですか。

カルロス・サウラの映画は20年位前に「フラメンコ」という映画を観たのですが、それがめちゃくちゃカッコ良くていい印象を持っていただけに余りにダラリとした展開の、それでもどぎつい赤と黒の世界を作り出す執念にちょっと残念な気持ちになりましたわさ。



それでもやっぱりゴヤの絵は大好き。
初めてゴヤの絵を知ったのは高校一年の夏。
当時世界は湾岸戦争勃発、ソビエト崩壊、東西ドイツのベルリンの壁崩壊、そして天安門事件と揺れに揺れていました。
そうした世界情勢を壁画にする!と、まあ今にして思えば結構激しい思想の持ち主だった美術部の顧問に提案され、ゴヤの「マドリード、1808年5月3日」と

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ドラクロワの「民衆を率いる自由の女神」を合わせてどぎつい大壁画を描くことに。

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女神の乳がどうにも柔らかい感じに描けず、なんだか超合金で出来たような乳になったのを覚えております。

今にして思えば高校の文化祭の入り口にどーんと飾るにはどぎつすぎる構図だわな。

でもそのどぎつい描写は嫌いではなく、以来ゴヤの画集などは注意してみるようになったわたくしでありました。

とはいえこの映画はちょっと・・・そんなに魅了されるものではありませんでしたね。残念ながら・・・

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