「パリ・ルーヴル美術館の秘密」 

パリ・ルーヴル美術館の秘密  
製作年:1990年  (日本公開は2003年)
製作国:フランス
原題:LA VILLE LOUVRE

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ルーブル美術館に行ったことがある人でかつ美術に関心のある人でないと楽しめないんじゃないか・・・と心配になる映画でした。

行ったことがない人でも凄く行きたい!!という人なら楽しめそうですが・・・

何しろ何のナレーションも説明の字幕も入らず、淡々とした職員同士の会話しかありません。
勿論音楽もなし。
これだけ地味な映画も珍しいんじゃないかと・・・

「美の巨人たち」とか「日曜美術館」のような構成かと思っていたのですが全然そんなことは無く。

勿論ルーブル大好き、おまけに美術館職員であるわたくし的には物凄く面白く鑑賞出来たのですけど、人にお勧め出来るかと言うと出来ないですなー。

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あの有名なガラスのピラミッドが完成したのが1989年だそうで、この映画の公開は1990年でしたのでもしかしたらそれに関して館内の一掃というか色々変えた時のドキュメンタリーなんでしょうかね。

大きな作品たちをどうやって移動させるのか、どうやって扱うのか、そういう過程が良く分かります。
しかしあんな風に股にロープをくぐらせられて移動させられているブロンズ像って急に凄いユーモラスに見えちゃう(笑)

それとどういう意味があってやるのかわかりませんでしたが(説明が一切ありませんのでね)館内の各部屋でピストル(運動会で使うようなやつね)を打ってその音を記録しているんですよ。何のためにやるのかな・・・?

十数キロに及ぶルーブルの廊下をひた走るのはローラースケートを履いたメール係の男の子。
消火訓練をする消防士、救命方法をレクチャーする消防士?と相棒のレディ(笑)
ごくわずかな緊迫を額縁に貼っていく職人、学芸員と思しき女性に「もう1センチ上にずらして」と支持されむっとしつつもやり直す額を壁に掛ける職人たち・・・

いつも仕事中に、美術館というのは本当に多くの人の手によって運営されているんだなーと思うんですけど、さすが世界一のルーブルともなるとその運営に関わる人数たるや物凄いもの。
でも結局人数はともかく内容は自分の勤める美術館と似ていなくもなく・・・ちょっと親近感を覚えてしまったりして。

あ、でも美味しそうな社食カフェと衣装のフィッティング係りは無いな(苦笑)

さすが美食大国フランスの美術館、職員の為の社食も凄く美味しそうなの!!
ビュッフェ方式のカウンターの中からのぞくとさっきまでしかめっ面や真剣なまなざしで仕事をしていた職員たちの顔が緩み美味しいものを選ぶ目の動きがさっき絵画を観ていた時とは全く異なっていて面白い。

そしてさすがファッションの国フランスの美術館!!制服がサンローランですって!
しかもちゃんとフィッティングして配布されるみたいで・・・自前で通販のペラペラスーツで仕事をしている身としては身をよじるほどうらやましい~

ま、でも自作のおにぎりを頬張っていようと、お洒落カフェテリアで美味しいご飯を食べていようと、楽天スーツで館内の寒さに凍えていようと、サンローランのスーツを翻していようと、素晴らしい美術品のそばでお客様に楽しんでもらいたいと思う気持ちは一緒だと思いますので!

わたくしも誇りを持って仕事に邁進していきたいものですね

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